人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「沈まないトマト」という本

借りて読んでみたいなと思って雑誌の切り抜きをずっともっていた「沈まないトマト」
という本。水に浮くんだろうなぁと思える、中身のすかすかのトマトにたまに出会う
ことがあります。

実際図書館でこの本を借りてみると、2005年初版で思ったより古い本でした。
(文章として書かれたものでなく、著者名にある3人の方々の講演録を校正し、
 補筆した本でした。)

食糧の自給率についてまず書かれていて、ネットで調べてみると、、
H23年度の日本の食糧自給率は生産額ベースで66%、カロリーベースで39%でした。

「沈まないトマト」という本_c0139591_15295913.jpg
※グラフ;農林水産省HP:食料自給率の部屋 > 食料自給率とは  の頁より
【日本のカロリーベースの食料自給率は、昭和40年度の73%から大きく低下し、
 近年40%前後で推移しています。by 農林水産省HPより】

もし、何らかの事情で多くを輸入に頼っている作物が長期に渡って輸入できなくなった
としたら、こわいなぁ・・・と思いました。
よく消費している大豆や小麦粉も、大規模に作らないと、国産では採算がとれないので
しょうか。。。? 読んでいくと、こんな感じで普段何も思わなかったことに疑問を感じたり
します。

娘達が小さいうちはあまりスーパーで買い物していなかったのでわからないのですが、
最近、○協の1週間分のまとめ買いだけでなく、近くのスーパーでも時々買うようになった
のですが、先日はタイ産の新玉ねぎを見かけてびっくりしました。
新物ぐらいは、国内産であって欲しいような気がしてしまいました。
実際のところ、(供給量が国内産では)足りないのか、ただ安いから売られているのか・・・
それも気になります。季節はずれの輸入物は仕方ないかもしれませんが、
ポストハーベスト、つまり収穫後の農薬や添加物の不安もあります。
それは、ネットでざっと調べてみたところ、例えばかぼちゃなら
★流水で1分ほどたわしで洗う
★皮をところどころむく「かすりむき」
★かぼちゃの表面が溶けだしてきたころにお湯を一度捨てる
と、かなり農薬も流れてましになるようです。
輸入物を食べないわけにもいかないので、うまく使っていくようにしたいと思いました。

それから、輸入エビ。私もエビフライは大好きなのですが、これを読んでちょっと怖く
なりました。というのも、東南アジアなど暖かい地域での養殖だと、どんどん餌をまけ
ば短期間で商品になるらしいのですが、一旦病気が発生すると次々に感染してしまい
全滅してしまうので、かなりの抗生物質が日常的に投与されているといわれているそう
です。たまにエビを食べる程度なら問題なさそうではありますが、知らずに食べていると
なると怖いものがありますね。

この本では、農業にとって一番大切なのは土づくりだと小泉武夫さんが言っておられ
ます。肥料には三大要素があり、窒素は植物の葉を、燐酸は花を、カリウムは根を
育てるそうです。戦後の農業が変換する一番の原点は、良質な堆肥枯葉や動物
達の糞尿、米ぬか、籾殻などの有機物を積み重ね、時々天地をひっくり返す「切り返し
」と言われる作業を何度も行い、完全に発酵させて作る
)作りをさけ、化学肥料を
大量に撒き始めたことによるそうです。
化学肥料だけではなく、植物には微量元素ミネラルともいわれ、カルシウム、ナトリウム、
マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレンなど約20種類ほどあるそうで、
人間にとっても体を潤滑に動かすために大切なものだそうです
)が必要であり、
それがないと「沈まないトマト」のように、未熟でどこか欠陥があるものができてしまう、
と警鐘を鳴らされていました。
それを食べている私たちも、植物と同じようにミネラル不足に陥っているのかな・・・と思ったり。

★珊瑚マース(調味料):普通の塩と同じように使う。珊瑚のミネラルを多量に採ることができ、
  塩分が半分なのにもかかわらず、ふつうの塩と同じ味がするそうで、とても気になる
  スローフードその土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、または、その食品自体を
  指すことば
)です。  ※塩の専門店 塩屋まーすやー(塩屋通販) ここで購入できるようです。
  他にも色んな塩や、塩スイーツ、あぶらみそなどの気になる食品がありました! 

___________________

生ゴミを、現代発酵学を駆使して堆肥化させる循環システムをハザカプラントという会社が1984年に
作られました。長さ100m、幅3m、高さ4m、深さ2mの巨大なかまぼこ型らしいのですが、
入口に町の生ごみ、酪農家からでる牛や馬の糞尿、ビール工場や食品工場から出る生ごみ
などをドーンと入れると、出口には完璧な堆肥が25日でできあがるそうです。

通常、生ごみは湿っているので、オイルを噴霧して吹き付け、高温で燃やす必要があり、又
不完全燃焼させるとダイオキシンが発生するといわれているので、800度以上の高温で焼却
する必要があるそうです!そして、燃やした後の焼却灰の処理が常に深刻な問題になってい
るとか。。そこにも多額の費用がかかっているようです。

生ゴミを堆肥にして、それで農家の方がそれを使って野菜などを作ってくだされば、
こんなに色々いいことはないのになぁ・・・どうして現状、そうならないのかなと思ってしまいました。
※主人の実家の市町村では、生ゴミ堆肥を各家庭で作る作り方を教えてくださり、材料も
 揃えられるそうです。そういう取り組みをしているところもあるようですね!
 ちなみに、夏など暖かい時期はまぁいいそうですが、冬は温度が低くて堆肥化発酵しにくい
 ようです。 

______________(ここまで小泉武夫さん関連、これより永山久夫さん関連)

●ゴマ ビタミンB、抗酸化作用
●納豆 1パックor豆腐半丁を毎日とると良い
●梅干し クエン酸は疲れをとる、乳酸を分解し、体脂肪を蓄積させないなどの働きが
      ある。動脈硬化の原因を取り除き、血圧を下げることもわかってきている。
      ↑最近、存在を忘れていましたが。。。1日1個は食べたいと思いました!
●玄米 1晩水につけておくと、グルタミン酸(アミノ酸)がギャバという成分に変わる!
  (ギャバ:血圧の安定、動脈硬化の予防、脳細胞の働きを活性化させる)
  グルタミン酸は白米にももちろん含まれるが玄米や胚芽米の方が量が多い。
  ★ザルで米をといで、10分ほど濡れ布きんをかけて水切りをし、4時間以上~
    一晩くらい水につけるとグルタミン酸が酵素の力でギャバという成分に変化。
    水加減を少し少なめにするといいそうです。ギャバと一緒にオリゴ糖も発生し、
    甘くなるのだとか!(オリゴ糖はビフィズス菌の餌となり、腸内の善玉菌が
    増えて、悪玉菌を退治してくれるそうです。)・・・玄米は好きですが、子供達には
    まだ消化が悪そうかなぁ。。。
●人参のきんぴら 炒めるとカロテンの吸収が良い
●日本茶を飲むという習慣
●笑うこと  NK(ナチュラルキラー)細胞が増える!
●長寿小皿料理:春菊の胡麻和え、黄身かけ納豆、ウナギの卵とじ、トマトの輪切り、
         ごまみそ(ごまはすりつぶして、味噌と酒、三温糖、ごぼうのささがき、
         鰹節少量)、おかかかけ豆腐、豚肉の生姜炒め、マグロのネギ和えetc.

だんだん本当にメモのようになってしまいましたが・・・^^;
忘れないよう、残しておきたかったので、久しぶりに頑張って読んでまとめました。
主人と「エビと日本人」という本があったね、と話して、読んでみたくなりました。
ご飯も好きですが、パンも好きなので朝はパンが多くなってしまうのですが、
『炊きたてごはんに、(黄身かけ)納豆、味噌汁、大根おろしのせだしまき卵』の朝食を
まずは一度作ってみようと思いました!
トマトがそうであるように、やはり人も食べるものはとても大切だと改めて思えました。

★「沈まないトマト」-食の堕落で日本が危ない-
  小泉武夫・永山久夫・勝美洋一 (JULIAN発行)

 を読み、前者2名の気になるところを覚書としてまとめてみました。


「沈まないトマト」という本_c0139591_22585486.jpg
 【今年も夏野菜を育てたいと思っています。プランター栽培なのですが、今年は
 初めてきちんと土を(シートに広げて)日光消毒させて再利用し、腐葉土など堆肥
 も混ぜたりして、まずはいい土を作れたらと思います。トマト(ミニ)も数種類育てて
 味比べしてみたいです。】

名前
URL
削除用パスワード
by moonstar1206 | 2013-03-03 01:14 | | Comments(0)

手作り【手芸・お菓子etc.】と小鳥が大好きです。


by moonstar1206